また介護に関係する悲しい事件が起こってしまいました。

この背景には、介護現場におけるケアマネジャーと家族双方の「精神的(もしくは金銭的)な余裕の欠如」が深く潜んでいると推測されます。
私自身、母と祖母の同時介護を経験した際、方針の合わないケアマネジャーとのやり取りに強いストレスを感じたことがありました。
介護には、どうしても資金が必要です。
介護保険で9割が賄える(負担額が1割の場合)とはいえ、施設等の短期利用(レスパイトケア)には保険適用外の食事代なども発生し、実質的に1日1人あたり約1万円の負担となります。
私の場合、頼れる兄弟や親戚などの身内もなく、私一人で二人分の費用を捻出することは金銭的に不可能であり、利用の検討すらできず、諦めました。
このように金銭的な余裕がなければ、レスパイトケア等で家族の負担を物理的に減らすという根本的解決は非常に困難です。
だからこそ、不要で高額なサービスを押し付けるのではなく、限られた状況下で家族の心に「寄り添ってくれる」ケアマネジャーの存在が不可欠となります。
ケアマネジャーには、各家庭の経済状況を客観的に把握した上でのサービス提案が求められます。
しかし現状として、彼らも深刻な業務過多に陥っており、細部まで気を配る余裕がないというのも事実です。
ケアマネジャーの知識は重要ですが、それ以上に「人格」や「寄り添う姿勢」が重要だと私は考えます。
もし知識が不足しているなら、キーパーソン(家族)が自ら学び、協力して解決策を探せばよいのです。
それでも「この担当者とはどうしても合わない」と感じた場合、悲しい結末を迎える前に、まずは担当者を変更するという行動を取ってみてください。
ケアマネジャーは無料で変更が可能です。
現状に少しでも違和感を覚えたら、まずは以下の検索サイトを利用して、本当に信頼できるパートナーや最適な施設を客観的に探してみてください。

なお、変更したい場合は、担当のケアマネージャーに直接言わず、担当している都道府県の「地域包括支援センター」に相談できます。そこの対応がイマイチの場合は、都道府県の「介護課」にも相談できます。
